焙煎機検討
鍋焙煎に慣れてきて安定感のある焙煎が出来るようになってきましたが、安定しているのはまだ100gを焙煎するのが安定しているという状況の中、
サンプル提供等で宣伝を行ったり販売も少しづつ行っていっている中、焙煎豆のサンプルを提供して飲んで頂いた方の中に小さなカフェを開業するという事で豆を卸して欲しいとの依頼が舞い込んで来た事もあって、焙煎機の検討を開始しています。
ただ、いきなり焙煎機といっても1kgでも50万~100万円程する為、なかなか手が出せない・・・。
まだ小さなカフェという事もあって、1回で500g程が焙煎出来ればと思い探していたがなかなか安価なものもなく、我が家はオール電化な為、ガス火の焙煎も難しい為、電気で焙煎出来るものを探しているとあるメーカーさんが100~400g程を焙煎出来る焙煎機がそれなりに安価で提供されるのを発見しました。
早速、入手し試してみる事に、、
オーブントースターを改造したような形で、中に豆を入れるドラムが配置されそれが内部のヒーターの熱で温められながら回転する仕組みのよう。
焙煎もプロファイルが数種類あり、自動で行える様子。手動モードもあるので独自の焙煎も可能のようだ。
鍋で焙煎した知識を活かしながら同じような焙煎が出来ないかと試した見たところ、自動焙煎プロファイルでは100gは良かったのだが、200g以上ではどうにも1ハゼが遅く狙った焙煎が難しい様子。

写真では焙煎ムラなく上手く焙煎されているようだが、豆の量が多いと焼けるタイミングも遅くなる様子で狙った焙煎が難しい。
さて、どうにか使えないかと色々調べていく中で、庫内温度等をそれぞれのプロファイルや手動にてどのような変化が起きるのか調べていく事にした。
調べていく中でわかった事だが、自動プロファイルで焙煎する場合と手動焙煎する場合とで庫内温度の差が見られた。
差は大きく無いが、手動の方が温度が大きく出るようだ。
また、この焙煎機は煙が出にくい構造になっており、煙を消す為のヒーターが付いている。
それが働くタイミングが焙煎の途中から始まるようでその際に庫内温度も上昇する仕様のよう。
庫内温度をそれぞれ測定してみた。
上から自動プロファイル時(加熱最大プロファイル)、手動時(最大過熱時)


上は180℃付近、下は210℃付近から温度制限が入る結果となった。
スタートする前の余熱の具合でも変化するが、余熱をやりすぎると上のグラフようにセンサーが働きヒーターが停止する事で温度が低くなる箇所も発生してしまう仕様のようだ。
右の温度下がった後にまた温度キープしているのは手動で1ハゼ後の調整や2ハゼへ到達させるのに再加熱を試していたので温度低下後は無視して頂きたい。
あくまで庫内温度である事と豆の温度が測定難しいので最大量の豆で焙煎した時に手動時で上手く煎れるかがポイントかと考えられます。
生豆が不足しているので、手動時(最大過熱時)に関しての焙煎評価については次回のブログ更新にてお伝え出来たらと思います。